まぼろしの人
1976年頃、角川映画『犬神家の一族』が公開されると横溝正史ブームが巻き起こりました。
それに便乗するように始まったのが、『横溝正史シリーズ』でした。
映画化されたものも含まれたが、半分くらいは初映像化だったかと思います。
そして、このシリーズの金田一耕助は、古谷一行が演じました。
私も、古谷一行の金田一耕助の方が好
きでした。
なお、今回は『横溝正史シリーズⅠ』の主題歌です。
作詞 寺山寿和
作曲 茶木みやこ
歌唱 茶木みやこ
陽炎ゆれる名もない駅に
遠い汽笛のゆらめきが
かすかな余韻を残す頃
見上げた空には
静けさが満ちていた
なのにこの同じ空の下
暗い思い出の残り火を
吹き消すようにみじろいだ
あの人は幻だったのでしょうか