世情
泣きながら歌う中島みゆきの｢世情｣。
この歌が脚光を浴びたのは、『3年B組金八先生』第2シリーズの第24話｢卒業式前の暴力②｣で使われてからだと思います。
加藤優らが友人数名と荒谷二中に殴りこみ、過去の非を校長らに詫びさせたあと、学校側の通報で駆けつけた刑事たちに取り押さえられて連行されるシーンでは、スローモーション映像でセリフを一切用いずに、この「世情」をフルコーラスで流しました。
また、この回では金八が優たちの潜伏している放送室のドア越しに「加藤！松浦！」と絶叫するシーン、そして優たちが連行された警察署での緊急会議の際に金八が「我々はミカンや機械を作ってるんじゃないんです。我々は毎日、人間を作ってるんです！人間の触れ合いの中で我々は生きてるんです！」と語るシーン等は、シリーズのみならずドラマ史に残る名場面です。
今、思い出しても涙が出てきます。
世の中はいつも変わっているから
頑固者だけが悲しい思いをする
変わらないものを何かにたとえて
その度崩れちゃ そいつのせいにする
シュプレヒコールの波 通りすぎて行く
変わらない夢を 流れに求めて
時の流れを止めて 変わらない夢を
見たがる者たちと 戦うため
